2009年8月17日月曜日

罪とか罰とか


ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督の『罪とか罰とか』という映画。予告編を観て気になっていたのをビデオ屋でDVDで見かけるまでアッサリと忘れていたのですが、見かけたとたん急にまた盛り上がってきたので借りてみた。

ケラリーノ・サンドロヴィッチってなんか普通に外国の人なのか?などと思っていたのですが、小林一三さんという俳優、劇作家、脚本家、演出家、映画監督、ミュージシャン(by wikipedia)という……なんとも羨ましい多彩な方。……しかも緒川たまきさんが嫁さんなんて最高じゃないか。

その上、大槻ケンヂ師匠の名著『グミ・チョコレート・パイン』の実写化までしてる。……いいなぁ。

さて本題なんだけど、僕の好きな邦画の傾向に舞台っぽさってのがあって、舞台をそんなに見ているわけでもないんだけど、中島哲也さんとか三谷幸喜さんとかの間が持っている“間”が好きなのである。とりあえず、『罪とか罰とか』を観る限りケラリーノ・サンドロヴィッチさんもなんだか良い間。

とりあえず『罪とか罰とか』は売れないグラビアアイドルの成海璃子が一日警察署長になってしまいドタバタするコメディ映画。この手の映画には割りとベタな、いくつかのファクターが重なりあって一本のスジになるタイプの映画なのだけど、締めるところと緩いところのサジ加減が割りと好み。

成海璃子の困り顔と、奥菜恵と大蔵孝二の掛け合いが秀逸な一本。

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