2009年10月11日日曜日

豪華な雑なもの


例えば、絵の上手い人のラクガキとか。

例えば、頭の良い方のちょっとした雑学とか。

例えば、美味い鍋の残り汁で作る雑炊とか。

まぁ、一番最後ので思いついたんですが、豪華な雑なものに僕は弱いなぁ。という事に最近気づいたんです。

娯楽的なものにおいて、完成形も勿論魅力的なのですが、作り途中や残りカスも中々良い味を出しているし、それらの物の方が親しみやすく感動できる場合も多い気がするんです。

僕はDVDの特典にメイキングがあると嬉しいし、小難しい話も雑学はさんでくれると聞き易い。絵の場合もそういうのが強くあって、スケッチの絵とか好きな人は共感してくれると思うんだけど、未完成なうちって絵の中における重要度みたいなのが如実に現れてて面白いんです。「この人は木がメインなんだ」とか「この人は雲を追ってるな」とか。

メイキング系の作り途中の魅力もあるけど、完成後の残りカスもまた良い味を出していて、コメンタリーは完成後の監督やスタッフの悔いや裏話で一杯である。インタビューよりも実際にその映画を見ながら話している分、マニアックな事が言えている感じがして良い。

もちろん、完成形のソレがあるから、作り途中も残りカスも生まれるので、なんとも言いがたいんですが、ヒットしたものでも完成形しか見せないものっていうのが多いんじゃないかと思うので、こういう豪華な雑なものが増えてくれたら嬉しいなぁ。と思います。

多分、ドキュメンタリーとかが面白いのもこういう残り物や作り途中を掘り下げるところにあるんだろうなぁ。

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