2009年11月16日月曜日

クリスマス・キャロル


生まれて初めて3D上映の映画というものを観た。(3D自体も幼い頃にUSJのターミネーターを観た以来だからかれこれ7年以上ぶりの3D)

思った以上に“飛び出る”という事と、画面の淵(フレーム)がわかると若干興醒めである、という事を今日は学んだ。真ん中の列の真ん中(タテG列の真ん中らへん12番)という普通に観るには最高の席だったのだが、3D上映の場合中心の列の前方(おそらくE列、F列らへん)を狙った方が淵が見えないので映画に入り込めるのではないだろうか。

本編前の予告でティム・バートンのアリス・イン・ワンダーランドがあったが、コレにそうとう惹かれた。予告で出たチシャ猫のが中々好みだったのと、3Dで観る落下系の映像は本当にヒヤッとするのでそんなシーンの多そうなアリスは期待できるというわけだ。ぜひ観に行きたい。

さて、本題のクリスマス・キャロルだが、僕は原作を読んでいないのでアレがどの程度の忠実なのかはわからないが、なにやらハッピーエンドすぎる。序盤に重ねた不穏な流れを完全に無視するように、後半バタバタとハッピーな方向に加速する。「クリスマスを祝わないと不幸があるのだから、祝えば幸せになれるのです」と言われている感じがする。

まぁ、ハッピーエンドは王道だし、銭ゲバみたいなラスト(悪行を重ね巨万の富を得た主人公が「金こそ全て」という自らの正しさを唄った遺書、ドラマでは遺言を残し自殺する)を望んでいるわけではないのだけれど、不幸が完全になくなってしまうと、序盤に積まなくていいじゃんみたいな気がしてくる。

酷評じみてきたがクオリティは高いしハズレではない無難な映画。付き合いたての彼女を誘って「3D映画っていうの観てみない?」みたいな感じで、焦点を3Dにもっていきつつ、軽い人生観じみたトークを映画を観てから彼女と転がしてみるなど、感想を語るための種はいくつかあるので、そんな感じに利用するのが無難。

少なくともSAW6よりはデート向き。後味は悪くない……ハズ。

2 件のコメント:

  1. 観てきました~!
    何年後とは言ってなかったので、あの後おじいさんもティムも亡くなるのではないでしょうか?勘違いだったらスミマセン……

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  2. いや、書き変えられた風の描写が多かったし、そう考えるのは難しい感じじゃなかったか?まぁ、いずれ亡くなるんだろうけど、未来の精霊のシナリオとは違うんじゃない?

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